馬上から放つ五穀豊穣の願い 宇佐神宮で神事「流鏑馬」

AI要約

宇佐神宮で行われた流鏑馬の神事には、射手や神職が参加し、的中すると大きな歓声が上がった。

見物客も多く集まり、馬を走らせる射手の姿に感動した。

夏越祭りの盛り上がりを楽しんだ参加者も多く、和太鼓の演奏や花火大会も行われた。

馬上から放つ五穀豊穣の願い 宇佐神宮で神事「流鏑馬」

 大分県宇佐市南宇佐の宇佐神宮で1日、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する流鏑馬(やぶさめ)の神事があった。同神宮の夏の大祭「宇佐夏越祭り」(7月31日~8月2日)の行事。

 弓馬術礼法小笠原流の射手や神職らが参加。鎌倉武士の狩り装束などを身に着けた射手が次々に境内の馬場(全長約270メートル)で馬を走らせ、75メートル間隔で設けた約50センチ四方の三つの的に矢を放った。

 馬場沿いには多くの見物客が集まり、射手が「陰、陽」と声を発しながら見事に的中させると大きな歓声が上がった。

 北九州市のケアマネジャー古門ますみさん(47)は「流鏑馬の写真を撮るため初めて来た。いいのが撮れたか、帰ってパソコンを開くのが楽しみ」と話した。

 夏越祭りは2日、「お上り」でみこしが上宮へ戻る。和太鼓の演奏や花火大会などもある。