豊かな未来へ一歩を 朝日町制70周年、350人祝う 住民参加「100年年表」を披露

AI要約

朝日町制施行70周年記念式典が盛大に行われ、約350人が参加。町の将来への決意を新たにした。

町長や議長のあいさつの後、功労者や団体が表彰され、祝辞が贈られた。

アトラクションや未来予想など、様々なイベントが行われ、町の歴史と未来が感じられた。

豊かな未来へ一歩を 朝日町制70周年、350人祝う 住民参加「100年年表」を披露

 朝日町制施行70周年記念式典は1日、町文化体育センターサンリーナで行われ、約350人が節目を祝い、恵まれた自然と最先端のデジタル技術を生かしながら豊かな未来を築いていく決意を新たにした。

 笹原靖直町長は式辞で、70周年の合言葉を「こんにちは、たのしい未来!」にしたと紹介。「新たな人、ものとの出会いを歓迎し、次の豊かさにつなげていく町にしたい。みんなで未来への新たな一歩を踏み出そう」と呼び掛けた。

 加藤好進町議会議長のあいさつの後、70周年記念特別功労3氏、今年度町政功労10氏1団体を表彰した。蔵堀祐一副知事、上田英俊衆院議員、野上浩太郎参院議員、山本徹県議会議長、舟橋貴之県町村会長、友好都市・岩手県釜石市の小野共市長が順に祝辞を贈った。鹿熊正一県議の音頭で万歳三唱した。

 アトラクションでは町出身の勝田未来さんらがマリンバを演奏し、記念動画が上映された。

 70周年記念事業として町民が過去の写真や思い出話を寄せ、小学生が今後30年の未来を予想して完成させた「100年年表」が披露された。町民約1300人が協力し、児童は生成人工知能(AI)を使って未来予想図を描いた。

 朝日町は1954(昭和29)年に1町6村が合併して誕生し、名峰朝日岳にちなんだ町名が付けられた。近年はマイカー公共交通「ノッカル」やマイナンバー活用の公共サービスパスなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している。