長浜・きのもと交遊館で「着物リメイク展」 地元の洋裁サークルらが制作

AI要約

「きのもと街道文化祭 KIMONO(きもの)リメイク展」が8月10日、長浜のきのもと交遊館で始まる。

同展では、地元の洋裁サークルが約50点のリメーク作品を展示し、写真パネル30枚も飾る。

木之本ソーイングクラブについての詳細やワークショップの情報も掲載されている。

長浜・きのもと交遊館で「着物リメイク展」 地元の洋裁サークルらが制作

 「きのもと街道文化祭 KIMONO(きもの)リメイク展」が8月10日、長浜のきのもと交遊館(長浜市木之本町、TEL 0749-82-6311)で始まる。(長浜経済新聞)

 関西と北陸を結ぶ宿場町として栄えた木之本には、かつて10店以上の呉服店があったという。嫁入り道具として嫁ぎ先に着物を持っていく文化があったが、時代の流れとともに着物は特別な日に身に着ける服になった。

 同展では、地元の洋裁サークル「木之本ソーイングクラブ」が「たんすの肥やし」になっている着物や浴衣を洋服や小物にリメークした約50点の作品に加え、ゲスト作品として「和服と洋服が循環できる製品」の開発を行う「Kimono Kirumono CYCLE PROJECT(キモノ・キルモノ・サイクル・プロジェクト)」のリメーク作品を展示する。長浜の暮らしを発信している市民団体「長浜ローカルフォト」が撮影で協力し、木之本の街中でリメーク作品を着用した様子を収めた写真パネル30枚も飾る。8月17日・18日の13時~15時には、「ハギレマルシェ」とサコッシュを作る「ハギレワークショップ」を開く。

 木之本ソーイングクラブは約22年間にわたり、北部合同庁舎の一室で毎週火曜に活動を続けてきた。講師を務めるのは清水京子さん。前身は文化行事として開催した洋裁教室だったという。1年間10回コースを3年間続けた。「コース終了後も継続して洋裁を学びたい」という生徒からの要望を受け、2002(平成14)年、改めてサークルとして結成したという。現在、市内外在住の50~80代の女性17人の会員と活動を続けている。各人が作りたい洋服や小物作りの作業を行い、必要に応じて清水さんから手ほどきをする。

 清水さんは「生徒は4月から展示作品を制作してきた。今回の展示には、西黒田と彦根の教室の生徒も加わり、25人ほどの生徒が参加する。マルシェでは制作の過程でできた端切れを販売する。生徒が作った作品を多くの人に見てもらえる機会になれば」と話す。

 開催時間は10時~16時。入場無料。ワークショップの参加費は1,000円。予約は同館で8月10日まで受け付ける。各日定員10人