横断中にはねられ「大丈夫か」と声掛けされたが…沖縄でひき逃げ2週間で6件 小中学生5人が被害 県警、通報を呼びかけ

AI要約

沖縄県内でひき逃げ事件が相次ぎ、特に小中学生が被害に遭う事例が多いことが明らかになっている。

市道で自転車に乗っていた男児が車にはねられる事件や、横断歩道を渡る男児たちが同様の被害に遭う事件が相次いで報告されている。

運転手は事故が発生した場合、直ちに車を止め、負傷者を救護し、警察へ通報することが法律で義務付けられている。

横断中にはねられ「大丈夫か」と声掛けされたが…沖縄でひき逃げ2週間で6件 小中学生5人が被害 県警、通報を呼びかけ

 沖縄県内でひき逃げ事件が相次いでいる。7月18~30日までの2週間で6件発生し、うち4件で小中学生5人が被害に遭った。県警交通指導課は「夏休みは、子どもたちが外で遊ぶ機会が増える。ドライバーは安全運転を心がけてほしい。事故があった場合は、当事者間で判断せず必ず通報して」と呼びかけている。

 30日午前、宜野湾市我如古の市道で、自転車に乗って道路を横断していた小学生の男児(11)が普通乗用車にはねられ、左太ももに打撲などを負った。宜野湾署によると、運転していた女性は男児に声をかけたが通報せず、現場から立ち去った。署がひき逃げ事件として捜査している。

 22日には宮古島市で、小学4年の男児(10)と中学1年の男子生徒(13)がそれぞれ自転車で横断歩道を渡っていた際、車にはねられた。この事故も、運転手は「大丈夫か」と声をかけたが、通報せずに走り去った。

 道路交通法では、事故が発生した場合、運転手は直ちに車を止め、負傷者を救護し、警察へ通報することが義務付けられている。(社会部・玉那覇長輝)