「葉山海岸花火大会」町民ファーストで開催 混雑緩和で時間短縮も 

AI要約

葉山海岸花火大会が開催され、雨が心配されたものの開始前には止んで涼しい風が吹いた。

開会のカウントダウンで打ち上げが行われ、57回目の今年は時間が15分繰り上げられ、10分短縮された。交通混雑の緩和や帰宅の足となるバス便の確保のためだという。

町民向けの花火大会であるため、積極的なPRは行われず、最寄りの駐車場は臨時駐輪場となり、多くの人が徒歩で砂浜に降りて観覧した。

「葉山海岸花火大会」町民ファーストで開催 混雑緩和で時間短縮も 

 「葉山海岸花火大会」が7月30日、森戸海岸・一色海岸で開催された。主催は葉山海岸花火大会実行委員会。(逗子葉山経済新聞)

 大会当日、同委員会が開催決定の案内を町のホームページやSNSに発表した15時過ぎ、雨が降り出して心配されたが、開催時間前にはやみ、涼しい風が暑さを和らげた。

 19時15分、山梨崇仁町長のカウントダウンで打ち上げがスタートし、歓声が上がった。

 57回目を迎えた今年、これまでの開催時間を15分繰り上げ、打ち上げ時間も10分短縮し30分間とした。近隣の交通混雑の緩和や帰宅の足となるバス便の運行本数を確保するためだという。山梨町長も開会のあいさつで、帰宅の分散化を呼びかけ、終了後も「慌てずに」と呼びかけた。

 同町は以前から「町民のための花火大会」と位置付け、あえて町外に向けた積極的なPRはしていない。最寄りにある大きな真名瀬駐車場は臨時駐輪場とした。広い海岸だけでなく、辻々から徒歩で砂浜に降り観覧する人が多く見受けられた。

 打ち上げ時間が10分短縮されても、打ち上げ数は逆に少し増えたという。フィナーレには大きな花火の輪が重なり、大きな拍手に包まれた。