辺野古移設問題 大浦湾側の本格着工を8月末に延期 台風3号の影響受け

AI要約

普天間基地の辺野古への移設工事の大浦湾での本格的な工事着手が8月後半に延期されることがわかった。

工事の着手が遅れた理由は、台風3号の影響による工事準備の遅れである。

防衛省は今後、大浦湾での工事に向けてくい打ちの試験や護岸の造成、軟弱地盤の改良を進める予定。

普天間基地の辺野古への移設工事をめぐり、8月1日に予定されていた大浦湾での本格的な工事の着手が、8月後半に延期されることが分かりました。

普天間基地の辺野古への移設に向け、防衛省は軟弱地盤が見つかっている大浦湾での本格工事についてあす着手すると県に通知していていました。

こうしたなか、関係者によりますと、台風3号の影響により工事に必要な準備が間に合っていないため、工事の着手を8月後半以降に延期することを決めたということです。

防衛省は工事の着手に向け、今月から大浦湾でくい打ちの試験を進めていて、今後、こうした試験や作業の進捗を確認したうえで大浦湾で護岸の造成や軟弱地盤の改良を進める計画です。

工事をめぐって県と防衛省は環境保全策などについて事前協議を行ってきましたが、防衛省は6月に、大浦湾での本格工事の開始時期を通告していて、玉城知事は「協議が整っていない中で遺憾」としています。