補助金交付を受けた市民1人の口座情報など漏えい 申請書の誤封入で6人に送付  香川・丸亀市

AI要約

香川県丸亀市は、補助金の交付対象者に申請書類を誤って送付し、個人情報が漏えいしたことを明らかにした。

誤送付された文書は回収され、漏れた個人情報の把握と謝罪が行われた。

今後はダブルチェックを徹底すると共に職員に対して注意を促す方針。

補助金交付を受けた市民1人の口座情報など漏えい 申請書の誤封入で6人に送付  香川・丸亀市

 香川県丸亀市は、補助金の交付対象者に申請書類などを郵送した際、市民1人の氏名や口座情報などが記載された文書を誤って封入し、個人情報を漏えいしたことを29日、明らかにしました。

 丸亀市によりますと、農林水産課の職員が「経営開始資金事業費補助金」の交付対象者6人に申請様式1式を22日に郵送しました。この際、本来は「債権者登録申出書」の白紙と記入例を送らなければならないところ、前年度にこの補助金の対象だった農業従事者1人の氏名、住所、生年月日、連絡先電話番号、振込先の口座情報が記載された申出書を白紙と勘違いして封入したということです。

 受け取った人から農林水産課に連絡があって誤封入が発覚し、28日までに個人情報が記載された文書は回収しました。また、個人情報が漏れた人には27日に電話で事情説明と謝罪を行い、31日に改めて直接面談の上、謝罪するということです。

 この職員には課長が口頭で厳重注意を行い、農林水産課の全員にも細心の注意を払うように指導しました。

 丸亀市では今後、個人情報を含む文書を取り扱う際には、複数人でダブルチェックを行うよう改善をするということです。