渋沢栄一の新1万円札発行記念 福島県白河市と埼玉県深谷市、交流誓う 南湖神社で式典、ツアーも
新1万円札発行の記念事業「深谷市と繫(つな)ぐ白河祝い」が福島県白河市で開催された。
両市が発行を祝い、相互交流を誓った式典が南湖神社で執り行われた。
鈴木市長、小島市長らがスピーチを行い、神社で祈願を受けた後、喜びを分かち合った。
新1万円札発行の記念事業「深谷市と繫(つな)ぐ白河祝い」は27日、福島県白河市の南湖神社で開かれた。渋沢栄一にゆかりのある両市が発行を祝い、さらなる相互交流を誓った。
神社正面にある白河藩主・松平定信の銅像前で式典を行った。鈴木和夫市長、中目公英宮司らが出席し、約100人の市民が集まった。小島進深谷市長も渋沢に扮(ふん)した姿で駆け付けた。
鈴木市長が「偉人の遺産を受け継ぎ、深谷市との縁を大切にしたい」とあいさつした。小島市長は「ゆかりの地を線で結び、連携を深める」と述べた。鈴木、小島両市長と中目宮司らがくす玉を割り、万歳三唱をして喜びを分かち合った。参加者に神社で祈願を受けた白河銘菓「定信公」などが配布された。
式典に先立ち、園内に残る定信や渋沢の軌跡を巡るツアーが催された。神社境内の宝物館などを見学し、2人の功績を再確認した。