静清BP橋桁落下事故の工区 1年ぶり工事再開 造り直した橋桁搬入を開始

AI要約

静岡市清水区尾羽の国道1号静清バイパスで橋桁が落下し8人が死傷する事故があり、再開された工事についての報道。

橋桁の搬入作業が再開され、新たに造り直された橋桁の設置が行われている。

再発防止策も実施され、橋桁の強度引き上げが行われている。

静清BP橋桁落下事故の工区 1年ぶり工事再開 造り直した橋桁搬入を開始

 静岡市清水区尾羽の国道1号静清バイパス「清水立体工事」で設置作業中の橋桁が落下し、8人が死傷した事故で、国土交通省静岡国道事務所は25日夜、事故のあった箇所で約1年ぶりに工事を再開させた。新たに造り直した鋼製の橋桁の搬入を開始した。

 25日午後9時から26日午前6時まで片側1車線の対面通行の交通規制を実施。長さ約65メートル、重さ約140トンの橋桁を構成する八つのブロックのうち、最も西側のブロック(長さ約7メートル、重さ約15トン)二つをトレーラーで搬入、クレーンで高さ約9メートルの鋼台に運んだ。

 31日朝までに八つのブロック全ての搬入などを完了させ、鋼台の上でボルト締め作業を行って橋桁を現場で完成させる。実際に橋脚に設置させる作業は8月20夜と翌21日夜に行う。地元自治会によると、工事再開の直前となる7月24日に同事務所側から工事再開の説明が正式にあった。

 事故のあった工区ではすでに最も北側の橋桁(上り)を今月上旬に橋脚に設置。25日夜からは同じ工区で事故のあった最も南側の橋桁(下り)について、橋桁を搬入した。脆弱(ぜいじゃく)性が指摘されている架設部材のセッティングビームの強度を引き上げる再発防止策を行う。