“買い物の足”支援 北上市社福法人連絡会 和賀で試行2年目 高齢者ら無料送迎【岩手】

AI要約

北上市社会福祉法人連絡会は、2024年度も市内高齢者や障害者の買い物支援事業を継続し、成果と課題を検証する取り組みを行う。

福祉施設の車両を活用し、職員が運転や添乗員として対象者を無料送迎するサービスが行われており、地域の課題に対応している。

対象は1人暮らし高齢者や障害者で、昨年5人が利用し、今年は6人が登録している。

“買い物の足”支援 北上市社福法人連絡会 和賀で試行2年目 高齢者ら無料送迎【岩手】

 北上市社会福祉法人連絡会(会長・小原善則市社会福祉協議会長)は、2024年度も市内高齢者や障害者の買い物支援事業の試行に取り組む。2年目の今年度は回数を増やし、成果と課題を検証。25年度以降の方向性を検討する。

 同事業は福祉施設の車両を使い、同連絡会会員法人の職員が運転手や添乗員として付き、対象者の自宅から商業施設まで無料送迎するサービス。地元の商店閉店や路線バスの廃止、減便が相次ぎ、高齢者らの買い物支援が課題となる中、市内に事業所がある社会福祉法人19団体で組織する同連絡会は23年度から同事業を試行している。

 1人暮らし高齢者または高齢者のみ世帯、障害者らで、自力で車の乗降や買い物ができる人、市街地から遠い和賀町内の住民を対象に試行。昨年度は3回実施し5人が利用、今年度は6回に拡充し6人が登録した。