来月で運休2年、米坂線の復旧議論を前に JR東新潟支社長が会見

AI要約

JR米坂線の豪雨による区間運休が2年続いていることに言及し、復旧と地域交通の在り方についての議論を前進させる必要がある。

第3回の復旧検討会議で上下分離方式やバス転換などの案が提示され、次回会議の方向性を模索している。

羽越本線が100周年を迎えることについて、今後も安全な輸送に努め地域に貢献していく意向を示した。

来月で運休2年、米坂線の復旧議論を前に JR東新潟支社長が会見

 JR東日本新潟支社の白山弘子支社長は22日、定例会見で、豪雨によるJR米坂線の区間運休が来月で2年になることに言及し「路線に対する思いと考えに丁寧に向き合い、復旧と地域交通の在り方についての議論を前に進めなければならない」との認識を示した。

 5月に開催した第3回の復旧検討会議ではJR側が単独での復旧運営が困難とし、上下分離方式やバス転換などの4案を提示した。白山支社長は「次回会議は未定」とし「前回会議で重めの回答を出している。こちらとしても費用面など必要な情報を提供しながら議論を深めて方向性を見いだしていきたい」と述べた。

 また、羽越本線が今月31日に全線開通100周年を迎えることについて「人的輸送はもちろん物流面でも一定の役割を果たしてきた。今後も安全安定輸送に努め、地域に貢献していきたい」とした。