【台風情報】大型で強い台風3号北上中 発達ピーク “非常に強い勢力”で先島諸島を直撃のおそれ 欧米など海外予報機関の進路予想比較 大陸方面に向かった後の進路は【1時間ごと雨・暴風&波シミュレーション】

AI要約

フィリピンの東海上で発生した大型かつ強力な台風3号が北上中で、発達が予想されている。

また、台風4号も存在するが日本への直接的な影響はない見込み。

気象庁やアメリカ海軍、アメリカ海洋大気庁が台風3号と4号の進路を予想しており、24日には台湾付近を通過する可能性が高い。

【台風情報】大型で強い台風3号北上中 発達ピーク “非常に強い勢力”で先島諸島を直撃のおそれ 欧米など海外予報機関の進路予想比較 大陸方面に向かった後の進路は【1時間ごと雨・暴風&波シミュレーション】

■大型で強い台風3号 フィリピンの東海上を北上中 さらに発達へ

20日午後、フィリピンの東海上で発生した台風第3号は、22日午後9時にはフィリピンの東海上にあってゆっくりとした速度で北へと向かっています。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで強い勢力となっていて暴風域を伴っています。また、強風域が広いため「大型」の台風です。

また21日正午には南シナ海にあった熱帯低気圧は台風4号となっていますが、こちらは日本に直接的な影響はない見込みです。

■気象庁

台風3号は、このあとさらに発達しながらフィリピンの東の海上を北上する見込みです。24日(水)には“非常に強い勢力”で先島諸島から台湾付近を通過する可能性が高くなっています。

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■アメリカ海軍

アメリカ海軍も台風3号、台風4号についての進路予想を発表しています。このうち台風3号に関する進路予想は、気象庁と同じような傾向となっていて、先島諸島付近を通過する可能性が高い24日(水)ごろに発達のピークを迎える予想です。

ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)

■アメリカ海洋大気庁

気象庁の進路予想で示される予報円は「その時刻に台風の中心が入る確率が70%」であることを意味しています。予報円の大きさは進路予想のブレ幅を表しています。

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。