20日(土)にも「台風」発生する可能性 フィリピンの西の熱帯低気圧が発達 日本へ近づく可能性も…ヨーロッパ・アメリカの予想は?

AI要約

フィリピンの西に発生した雲の塊が熱帯低気圧となり、台風に発達する可能性が高まっています。

現在の進路予想では日本への直接的な影響は小さいものの、西日本を中心に雨の影響が出る可能性があります。

ヨーロッパとアメリカの予想では、22日から24日にかけて先島諸島や台湾周辺に影響を与える可能性があるとされています。

20日(土)にも「台風」発生する可能性 フィリピンの西の熱帯低気圧が発達 日本へ近づく可能性も…ヨーロッパ・アメリカの予想は?

フィリピンの西に発生した雲の塊が熱帯低気圧となりました。今後、台風に発達し日本へ近づく可能性が出てきました。

気象庁によりますと、熱帯低気圧は19日の午後6時時点でフィリピンの西、北緯14度20分 (14.3度)東経116度20分 (115.3度)の南シナ海にあって、西北西に20 km/hの速さで進んでいます。

その後、熱帯的圧は発達して台風に変わる見込みです。

20日午後6時には北緯17度05分 (17.1度)東経113度50分 (113.8度)の南シナ海にあって、北北西に15 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は998 hPa。中心付近の最大風速 18 m/s、最大瞬間風速 25 m/s と予想されています。

21日午後3時には北緯17度55分 (17.9度)東経111度35分 (111.6度)の南シナ海にあって、西北西に10 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は998 hPa。中心付近の最大風速 18 m/s、最大瞬間風速 25 m/s と予想されています。

22日午後3時には熱帯低気圧へと変わり、北緯20度25分 (20.4度)東経111度00分 (111.0度)の南シナ海にあって、北に10 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は1002hPaと予想されています。

日本への影響はあるのでしょうか?

石川気象予報士の解説です。

石川博康 気象予報士

「熱帯的圧は台風に発達し、日本へ近づく可能性も出てきました。参考までにこの先の海外の予想を確認します。

ヨーロッパの予想では22日から24日ごろにかけて先島諸島を通過する見込みです。

またアメリカの予想によると、24日ごろに台湾周辺に近づく見込みで、いずれにしても沖縄付近で影響が出る可能性があります。

いまのところ本州への直接の影響は小さいとみられますが、仮に熱帯低気圧が台風に変わると、台風から流れる暖かく湿った空気の影響で、西日本を中心にまとまった雨になる可能性があります。

予想にはブレがありますので、最新の情報をチェックするようにしてください」