「停止呼びかけても車が止まらない」などさまざまシーンを想定 消防車の緊急走行訓練 声掛けの重要さ確認=静岡・島田市
島田消防署が消防車の緊急走行中の事故を防ぐために自動車学校で走行訓練を実施
訓練では若手職員がハンドルを握り、ベテラン職員が歩行者や一般車両のドライバー役を務めた
参加した職員は消防車内で危険を共有し、緊急走行中の注意を心がけた
消防車の緊急走行中の事故を防ごうと、島田消防署が7月22日、自動車学校の敷地内で走行訓練を行いました。
「前方信号赤ね」
「前方信号、赤」
「緊急車両通ります。赤信号の交差点通過します」
この訓練は、消防車の緊急走行を安全に行うため、毎年実施しています。自動車学校の教習コースで、経験の浅い若手職員がハンドルを握りました。歩行者や一般車両のドライバー役はベテラン職員。停止を呼びかけても車が止まらないなど、さまざまなシーンを想定しました。
<消防士3年目 島田消防署 小柳津幸弥さん>
「(緊急走行で通過する際に)急に飛び出してきたり、止まらない車もあるので、注意した走行を心がけた」
参加した職員は消防車内で互いに声を掛け合いながら、緊急走行中の危険を共有しました。