平砂浦海岸で子どもら21人がサーフィン体験 館山(千葉県)

AI要約

館山市の平砂浦海岸で、「館山キッズサーフィン体験スクール」が行われ、地元の小学生21人が波乗りを楽しんだ。

地元のサーファーらが講師を務め、子どもたちは海でサーフィンの基本動作を学び、波に乗る楽しさを体験した。

保護者たちは子どもたちの波乗り姿をスマホで撮影し、地元の海に親しむ機会となった。

平砂浦海岸で子どもら21人がサーフィン体験 館山(千葉県)

館山市の平砂浦海岸で、「館山キッズサーフィン体験スクール」が行われた。地域の小学生21人が波乗りを楽しんだ。

約6キロの弓なりの海岸線が続く平砂浦は、サーファーに人気のエリアだ。比較的、波が穏やかでサーフィンを始めるのには最適な環境といわれる。

今回の催しは、地元の子どもたちに平砂浦の魅力やサーフィンの楽しさを知ってもらおうと、地元のサーフショップの関係者らでつくる実行委員会が主催した。

地元のプロサーファーや公認指導員らが講師を務めた。子どもらは浜辺でボードの乗り方、立ち方などの基本動作を講師に教わった後、海へ。

波が来るタイミングに合わせて、後ろからボードを押してもらうサポートを受けながら、ボードの上に立つことに挑戦した。初めはボードが波の上を滑ると海に落ちてしまっていた子どもらも、徐々にバランスをとりながらボードに立ち上がり、波に乗るコツをつかんでいった。

浜辺では、多くの保護者がスマホ片手にわが子が波に乗る姿を撮影する光景が見られた。

同市の山本めぐみさん(45)は「私たちが昔サーフィンしていた海岸で、自分の子どもがサーフィンを始めるなんて思いもしなかった。館山に住んでいて良かった」と目を細めていた。

今回がサーフィン初挑戦の小学6年生の男の子は「波に乗れたときは不思議な浮遊感があって楽しかった。この夏にたくさん練習してうまくなりたい」と目を輝かせていた。

講師を務めた同市大神宮のサーフショップ「SURFCO」の粟田都美さん(63)は「平砂浦海岸は、世界的に有名なビーチに負けないくらいのポテンシャルがある。サーフィンを通して、子どもたちが地元の海に親しむきっかけになってくれれば」と話した。