岡山県庁の本庁舎本館など 国の登録有形文化財へ

AI要約

岡山県庁舎の本庁舎本館と大元宗忠神社の本殿などが国の有形文化財に登録されることが決定されました。

岡山県庁本庁舎は前川國男が設計し、日本の近代建築に貢献した建築物であり、モダニズム建築の傑作として評価されています。

伊原木隆太知事は県庁舎の価値を認め、保存と観光資源としての活用を強調しています。

岡山県庁の本庁舎本館など 国の登録有形文化財へ

国の文化審議会は19日、岡山県庁の本庁舎などを国の有形文化財に登録するよう文部科学大臣に答申しました。

岡山県庁の本庁舎本館は1957年、日本の近代建築の発展に大きく貢献した建築家、前川國男が設計して建てられました。

中央に突き出したピロティが開放的な印象を与えています。

黒い「カーテンウォール」と呼ばれる薄い壁が特徴的なデザインです。

同じ年に建てられた議会棟旧館、1971年に建てられた西庁舎と合わせ、大規模庁舎におけるモダニズム建築を実現させている点などが評価されました。

伊原木隆太知事は「県庁舎の歴史的、文化的価値が認められたことは大変喜ばしい。今後も適切に保存し、見学ツアーなど観光資源としても活用したい」とコメントしています。

今回は、大元宗忠神社(岡山市北区上中野)の本殿や拝殿なども答申されました。岡山県内の登録有形文化財は375件になります。