行政機能を集約、本巣市新庁舎が開庁 コンシェルジュを配置

AI要約

本巣市役所の新庁舎が16日に開庁し、2004年の合併以降の分庁舎方式から主要な行政機能を集約した。

庁舎は延べ床面積7793平方メートルで、1階には市民課や税務課などの窓口を集めた。

開庁式典では市長が市民に寄り添ったサービスを約束し、桜の記念碑の除幕式も行われた。

行政機能を集約、本巣市新庁舎が開庁 コンシェルジュを配置

 本巣市役所の新庁舎(岐阜県本巣市早野)が16日に開庁した。2004年の4町村の合併以降、旧町村役場を活用した分庁舎方式を取ってきたが、開庁に伴って主要な行政機能を集約。来庁者の利便性が高まるとともに、庁舎間の移動の解消など職員の業務効率化につながる。

 庁舎は鉄骨3階建てで延べ床面積7793平方メートル。22年9月に建設工事に着手した。工事費は建物部分のみで約50億円、総事業費は約80億円。

 1階に市民課や税務課など市民の利用頻度の高い窓口を集め、「ワンストップ・ワンフロア」の考えで対応に当たる。エントランスホールには総合案内を設けるほか、目的に応じて窓口や手続きを紹介する職員「コンシェルジュ」を配置した。

 この日は開庁式典が開かれ、自治会長や工事関係者、議員ら来賓約120人が出席。テープカットで新庁舎の運用開始を祝い、藤原勉市長は「市民の皆さんに寄り添ったサービスを提供できるよう職員一丸で取り組む」とあいさつした。

 また、岐阜さくらの会が淡墨桜の種から育てた桜12本を市に寄贈し、敷地内で記念碑の除幕式もあった。川島和男会長は「根尾の桜と同様に千年以上にわたって成長し、市政の発展を見守ってほしい」と話していた。