選挙の大切さ学ぶ 和泊小で出前授業 和泊町選管

AI要約

和泊小学校で選挙の出前授業が行われた。6年生には選挙の重要性や投票の流れが説明され、5年生も参加して模擬投票を行った。

講師の谷山由美さんは、選挙に参加するためには情報収集が大切であり、地域の行事や本などから学ぶことを呼びかけた。

模擬投票では、3人の6年生が立候補し、全員が投票を行った。障がい者用の投票体験も行われ、児童たちは選挙に関する理解を深めた。

選挙の大切さ学ぶ 和泊小で出前授業 和泊町選管

 鹿児島県和泊町立和泊小学校(池田裕一郎校長)5、6年生70人を対象とした選挙の出前授業が18日、同校であった。同町選挙管理委員会事務局の谷山由美さんを講師に講話や模擬投票を行い、選挙に参加する大切さや投票の流れを学んだ。

 前半は谷山さんが6年生を対象に講話。国や県、町単位で代表者を選ぶさまざまな選挙があることを説明し、代表者を選ぶためには「学校で勉強したり、本や新聞を読んだり、地域の行事に参加していろいろな人と話をしたりし、選ぶ材料、情報を知ることが大切」などと呼び掛けた。

 後半は5年生も参加して和泊町長選挙の模擬投票を行った。6年生3人が立候補し、演説で公約を発表。参加児童全員が仮設の投票所で投票を行った。車いすやつえ利用者、視覚障がい者など、体の不自由な人の補助具を使った投票体験もあった。

 車いすを利用した投票を体験した6年生の児童は「車いすに乗ったまま利用できる低い投票記載台があるのは助かった。選挙について詳しく学ぶことができ、その大切さが分かった。18歳になったら投票に行こうと思う」と話した。

 町選管の谷山俊秀委員長は「出前授業をきっかけに選挙に関心を持ってもらい、家でも家族に話してもらえたらうれしい」と話した。