安達・本宮16強 県内の連合チーム初 高校野球福島大会

AI要約

安達・本宮連合チームが福島大会で2勝し、16強入りを果たす。

試合では選手たちが困難な局面で集中力を持ち、勝利を掴む。

チームは昨夏に結成され、練習不足を補うために意識を共有し、大会で結果を出す。

安達・本宮16強 県内の連合チーム初 高校野球福島大会

 白河市の白河グリーンスタジアムで18日に行われた第106回全国高校野球選手権福島大会2回戦。安達・本宮は福島明成を下して夏2勝を挙げ、3回戦に進んだ。県内の連合チームで初めての16強入り。16日の1回戦で安達、この日は本宮の校歌を高らかに歌い上げた。安斎悟監督(安達)は「連合チームでも勝ち上がれると示してくれた」と教え子の奮闘をたたえた。

 4―4で迎えた八回の守備。遊ゴロで併殺を狙ったが失敗し、無死一、二塁の窮地を招いた。それでも選手は焦らず、次のプレーに集中した。丁寧にアウトを重ね、2死二、三塁の場面では捕逸の隙に飛び出た三走を本塁でタッチアウト。勝ち越しを許さなかった。 その裏の攻撃で、深谷冬弥(安達・3年)の二塁打などで2点を勝ち越した。九回の守備では1死二塁から川名勇輝(本宮・同)の投直で併殺を成功させ、勝負を決めた。

 チームは昨夏の福島大会後に結成した。合同練習は土、日曜に限られ、連係面に不安を残して今大会に臨んだ。「ミスをしても引きずらず、切り替えの早いプレーをしよう」と選手間で意識を徹底し、成果を大舞台で発揮した。

 3回戦は好投手を擁する相馬と対決する。主将の安斎亮(安達・同)は「技術は相手に劣っても、気持ちは負けない。自分たちの野球で立ち向かう」と誓った。