清水建設施工の他のマンションで「問題確認されず」市営住宅と小学校も問題なし『構造スリット』未設置問題受け仙台市が議会で説明

AI要約

清水建設が仙台市内に建設したマンションで耐震施工不良が発覚し、その他のマンションでは同様の問題は確認されていないことが明らかになった。

市が調査した結果、20年以上前に建設された1棟のマンションでは構造スリットの不備が見つかったが、他のマンションや公共施設には問題はないとしている。

市は清水建設に対し、改善策の報告を求めている。

清水建設施工の他のマンションで「問題確認されず」市営住宅と小学校も問題なし『構造スリット』未設置問題受け仙台市が議会で説明

大手ゼネコンの清水建設が仙台市内に建設したマンションで耐震施工不良が見つかった問題で、清水建設が手掛けたほかのマンションでは問題は確認されていないことが分かりました。

これは、19日の仙台市議会常任委員会で市が明らかにしたものです。

清水建設を巡っては、20年以上前に建設したマンション1棟で、耐震のために必要な「構造スリット」が少なくとも74か所で設置されていませんでした。

市の担当者は、清水建設へのヒアリングでほかのマンションに問題は確認されていないと説明しました。

仙台市建築指導課 村上渉課長:

「(清水建設が)市内で施工した分譲マンションは28件と聞いており、社内の関係者への聞き取り等を踏まえ、他のマンションでは同様の問題はないと聞いている」

また、清水建設が施工した梅田町市営住宅と木町通小学校の2つの公共施設についても現状では問題はないということです。市は、清水建設に建物の安全性などについて報告を求めています。