地域の魅力 ユーチューブで 「釧路のずんだもん」チャンネル1万人突破

AI要約

「マルピギア釧路のずんだもん」チャンネルが、登録者1万人を突破し、目標を達成。

チャンネルでは釧路の情報を発信し、地元イベントや名所を紹介する動画が人気。

今後は飲食店紹介や釧路の歴史に焦点を当てながら、さらなる成長を目指す。

地域の魅力 ユーチューブで 「釧路のずんだもん」チャンネル1万人突破

 ユーチューブで北海道の釧路をテーマに情報発信している「マルピギア釧路のずんだもん」チャンネルが6月末、登録者1万人を突破した。全チャンネルの上位3%ともいわれる難関で、チャンネルを企画運営する白糠町在住のマルピギアさん(38)は「当初の目標を達成できてうれしい。次は10万人を目指す」と意気込む。

 同チャンネルは2023年5月に投稿を始め、約1年1カ月での目標達成となった。7月15日現在、166本の動画を投稿し、総再生回数は139万回を超える。ユーチューブのみならず、ブログや動画サイト「ニコニコ動画」(16日現在、サイバー攻撃により閲覧不能)でも活動するなど、幅広く「釧路ファン」を増やしている。

 動画は「ボイスロイド」という合成音声を用いたスタイルで、〝地元民〟の地の利を生かし、イベントや名所を紹介する際は現地に赴き撮影する密着ぶりが特徴。現在最も再生回数が多いのは、インターネット上で流行した「猫ミーム」に載せて、釧路の衰退を分かりやすく解説した約1分の動画で、投稿から5カ月で約13万回再生された。

 このほか釧路新聞の報道を基に、釧路地域の1週間の出来事をまとめた「Cool KUSHIRO NEWS」も人気コンテンツの一つで、毎週日曜日の夜に動画が投稿されると、コメント欄には動画の感想とともに「ついつい気になって見てしまう」「日曜日の最後の癒やし」などの声が並ぶ。

 6月には946(くしろ)にちなんで、登録者9460人記念の動画を公開。釧路市ではなく白糠町在住であることを明かし、視聴者と共に節目を祝った。今後は飲食店やグルメの紹介に力を入れるほか、太平洋炭鉱をはじめ釧路の立役者となった企業、偉人を紹介する動画も構想中。マルピギアさんは「動画で釧路に興味を持ってもらえたり、コメントに『今度釧路に行きます』と書いてもらえるのが励み。いつかはバーチャルユーチューバー(Vチューバー)の鬼霧シアンさんのように、地元の観光大使になれたら」と話している。