栽培難しいヤマユリ 秦野のハイキングコースに600株咲き競う

AI要約

秦野市側の震生湖近くにある「ヤマユリの里」で、ヤマユリが美しく咲き競っている。

秦野中ロータリークラブが育成事業を通じてヤマユリを再生し、600株のヤマユリが咲くまでになった。

秋口にはオミナエシも咲く同所は震生湖駐車場から徒歩5分の場所にあり、見学にぴったりだ。

栽培難しいヤマユリ 秦野のハイキングコースに600株咲き競う

 群生する県花のヤマユリが、秦野市側の震生湖近くを通る渋沢丘陵ハイキングコース沿いの「ヤマユリの里」で涼しげに咲き競っている。

 里山の荒廃などで見られなくなったヤマユリを再生し、自然を身近に感じてもらおうと、秦野中ロータリークラブ(RC)が2010年にプロジェクトとして育成事業を始め、これまで球根300株を植栽、種を2万粒まいた。年3回程度の環境整備を続け、今では7月上旬から中旬にかけて約600株が咲くまでになったという。

 担当者は「栽培が難しいとされるヤマユリを、会員たちが育ててここまで広がった。秋口にはオミナエシも咲くので見に来てほしい」と話していた。

 同所は震生湖駐車場から頭高(ずっこう)山方面へ徒歩5分。