「頭おかしいんじゃねえか」嫌がらせ行為440回 近隣の女性にPTSD発症させた疑いで56歳の男逮捕

AI要約

札幌市清田区の無職片倉容疑者が近所の女性に嫌がらせを繰り返し、PTSDを発症させた疑いで逮捕される。

片倉容疑者は3年間にわたりクラクションを鳴らし大声をあげるなどの行為を440回も繰り返していた。

被害者は日常生活に支障をきたすほどのストレスを受け、容疑者は逮捕後も威嚇行為を否定している。

「頭おかしいんじゃねえか」嫌がらせ行為440回 近隣の女性にPTSD発症させた疑いで56歳の男逮捕

片倉容疑者(防犯カメラ)

「頭おかしいんじゃねえか。草とび出てるぞ、くそ女」。

住宅街で大声をあげる男。札幌市清田区の無職片倉英智容疑者(56)です。

被害者)

「会ったときは車だったらクラクション鳴らしたりとか。あとはもう家族みんなへの罵声でした」。

「プーーーーー(クラクション)」

2021年5月から先月にかけてのおよそ3年間、昼夜を問わず何度もクラクションを鳴らしたり大声をあげるなどして、近所に住む女性にストレスを与え、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症させた傷害の疑いで16日に逮捕されました。

被害者)

「帰ってくる度にまたいるんじゃないか、またいるんじゃないかって、ほんとに動悸はすごいしていました」。

警察によりますと、このような嫌がらせ行為は確認できただけでもおよそ3年間でなんと440回に及んだといいます。片倉容疑者は先月28日にも近所の住民らを公然と侮辱したなどの疑いで逮捕されていて、今回が4回目の逮捕となります。

片倉容疑者「帰れクソガキ」。

女性の娘にも暴言を吐いていた片倉容疑者。警察が確認できた嫌がらせ行為はあくまで防犯カメラ設置後のもの。実際には数えきれないほどの迷惑行為に耐えてきたと話します。

被害者(母親)

「わたしたちはただ本当に普通に生活をしたいだけなんです。子どもたちも自由に外に出してあげたいし、お友達も連れてきてあげたい」。

被害者(子ども)

「自由に外に出たいけど出れないからそれも苦しい」。

片倉容疑者は警察の調べに対し、「叫んだり威嚇したりはしていない」と容疑を否認していて、女性のPTSD発症に関しても「私のせいではありません」と供述しているということです。