九州自動車道「久留米南スマートIC」実施計画書、国に提出へ…久留米IC―広川IC間に新設

AI要約

福岡県久留米市で久留米南スマートICの新設に向けた実施計画書案が承認された。

久留米南スマートICは災害時の物流や人流を確保するために必要とされており、国交省に申請することとなる。

地区協議会が実施計画書の承認を行い、国交省に提出して整備計画を決定する予定である。

 九州自動車道の「久留米南スマートインターチェンジ(スマートIC、仮称)」の新設に向けて、福岡県久留米市や国土交通省九州地方整備局、県などでつくる地区協議会(会長=牧野浩志・久留米市副市長)が同市内で開かれ、設置場所などを盛り込んだ実施計画書案が承認された。

 スマートICは、自動料金収受システム(ETC)の搭載車が利用できる。久留米南スマートICは、災害時の安定的な物流や人流の確保に必要として、久留米市が久留米IC―広川IC間(約8キロ)への新設を国に要望。地区協議会は、国交省に申請する実施計画の承認などを行う。

 12日に開かれた協議会は、冒頭のあいさつを除いて非公開で、国や県、市などの関係者約10人が出席。昨年10月から5回にわたって開かれた準備会で作成した実施計画書案を承認した。来週にも国交省に実施計画書を提出し、国が整備計画を決定する。

 同市の原口新五市長はあいさつなどで、市内に二つ目のICができれば渋滞緩和が期待できることなどを説明。「新産業団地の整備のほか、県道や市道からのインターチェンジへの接続などいろんな付加価値を付けて実現を目指したい」と語った。