甘みと粘りのある食味、粒の大きさも魅力…超早場米・金峰コシヒカリが収穫期 南さつま市

AI要約

鹿児島県南さつま市金峰で収穫期を迎えている金峰コシヒカリは、早場米として知られる甘みと粘りのある食味で人気を集めている。

収穫式が行われ、初荷の出発式が行われた。栽培者は品質にこだわり、環境に配慮した米作りを行っている。

今年は生産量が少なめだが、おいしさにこだわった金峰コシヒカリが消費者に届けられることが期待されている。

甘みと粘りのある食味、粒の大きさも魅力…超早場米・金峰コシヒカリが収穫期 南さつま市

 鹿児島県南さつま市金峰の超早場米・金峰コシヒカリが収穫期を迎えている。「本土で一番早いコシヒカリ」とされ、粒が大きく甘みと粘りのある食味が人気。12日に初荷の出発式がJAさつま日置金峰ライスセンターであり、県内外への発送が始まった。

 かごしまブランドに認定され3度目の収穫。約9ヘクタールで栽培する同市金峰の東馬場伸さん(74)は8日、黄金色に輝く稲穂をコンバインで今期初めて刈り取った。3、4月の日照不足などで全体的に量は少なめだが「品質は最高」という。

 東馬場さんは「水管理を徹底し、減農薬に努めた環境型の米。昨秋の東北産収量減の影響で民間在庫が少ない今、おいしさ輝く金峰コシヒカリをいち早く消費者に届けたい」と語った。

 市農林振興課によると、今年は410戸が約438ヘクタールで生産、収量約2000トンを見込む。