山口県で線状降水帯発生の恐れ 広島県や岡山県も警報級の大雨か

AI要約

気象庁は線状降水帯による大雨災害の可能性を警戒している。

山口県を中心に雷を伴う激しい雨となり、他の4県でも大雨に警戒が必要。

JR西日本では運転見合わせが相次ぎ、広範囲での交通影響が懸念されている。

山口県で線状降水帯発生の恐れ 広島県や岡山県も警報級の大雨か

 気象庁は14日、山口県で15日午前中にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があると発表した。広島、岡山、島根、鳥取の4県も15日夕方にかけて大雨となる見込みで、土砂災害や河川の氾濫への注意が必要だ。JR西日本は呉線や芸備線などの一部で始発から運転を見合わせる。

 気象庁によると、梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっている。山口県では15日朝にかけて局地的に雷を伴う激しい雨が降る可能性がある。他の4県でも昼過ぎにかけて警報級の大雨となる可能性がある。

 15日午後6時までの24時間降水量は、いずれも多い所で、山口県120ミリ、同県を除く山陽、山陰80ミリと予想する。

 JR西によると、15日に始発から運転を見合わせるのは呉線三原―広間、芸備線備後落合―三次間、福塩線府中―三次間、岩徳線など。14日も、山陰線などを含む各区間で運休が相次いだ。