熊本西環状道路に「池上熊本駅IC」…来年度中に供用開始予定、熊本市長「混雑緩和につながる」

AI要約

熊本市が整備を進めている熊本西環状道路で、池上熊本駅ICの名称が決定した。道路の約3分の2が供用開始される予定である。

熊本西環状道路は、北区下硯川町と南区砂原町を結ぶ自動車専用道路で1999年に事業着手された。現在は一部区間が開通し、残りの区間も工事が進行中である。

池上熊本駅ICの名称は、所在地の池上町とJR熊本駅を組み合わせたもので、利用者に分かりやすいとして決定された。

 熊本市が整備を進めている熊本西環状道路で、同市西区池上町に設けられるインターチェンジ(IC)の名称が「池上熊本駅IC」に決定した。供用開始は来年度中の予定で、完成すれば道路全体の約3分の2が開通する。

 1999年に事業着手した熊本西環状道路は、北区下硯川町と南区砂原町を結ぶ延長約12キロの自動車専用道路。現在は下硯川IC―花園IC間の約4・1キロが開通し、花園―池上間の約4・6キロで工事が進む。

 池上熊本駅ICは、所在地である「池上町」と、周辺の代表的施設で熊本の陸の玄関口「JR熊本駅」を組み合わせており、市内外の利用者にも分かりやすいことから決定した。

 12日の記者会見で名称を発表した大西一史市長は「都市内の交通混雑の緩和や速達性、定時性の確保につながると期待している。開通に向けて着実に整備を進めたい」と話した。