西日本豪雨6年 倉敷・真備の復興願い最多1100人が舞 恒例「総おどり」ふれあい公園で初

AI要約

真備町地区恒例の夏祭り「真備・船穂総おどり」がまびふれあい公園で開催され、1100人以上が参加した。

25の踊り連が参加し、オリジナル曲に合わせて熱気あふれる舞を披露した。

公園内には竹製楽器のオーケストラや和太鼓グループのステージ、飲食ブースも設置され、家族連れで賑わった。

西日本豪雨6年 倉敷・真備の復興願い最多1100人が舞 恒例「総おどり」ふれあい公園で初

 岡山県倉敷市真備町地区恒例の夏祭り「真備・船穂総おどり」(実行委主催)が13日、今月開園した西日本豪雨復興のシンボル「まびふれあい公園」(同町箭田)で初めて開かれた。2018年7月の発災から6年、住民ら過去最多の約1100人が地域コミュニティー再生を願い、熱気あふれる踊りを繰り広げた。

 真備、船穂地区の住民団体や職場など計25の踊り連がそろいの法被姿で参加。公園の複合施設「竹のゲート」の周りを練り歩き、民謡調のオリジナル曲「真備と船穂でひと踊り」に合わせ、息の合った舞を披露した。真備町の女性(65)は「広々とした公園で気分良く踊れた。住民が集えるイベントを今後も楽しみにしたい」と笑顔で話した。

 竹製楽器のオーケストラや和太鼓グループのステージ発表のほか飲食ブースも並び、家族連れでにぎわった。

 総おどりは07年から市真備支所一帯で開催。豪雨の影響や新型コロナウイルス禍で一時中止されたが、昨年4年ぶりに再開し、今年から公園に会場を移した。真備町地区の人口は豪雨後に約1割減少しており、にぎわい創出が今後の課題となっている。