パラバドミントン東京パラ金・梶原大暉、シングルス121連勝中「3年前とは見違えるほど成長」パリで連覇目指す

AI要約

パラバドミントン日本代表12選手がパリパラリンピックに向けて会見を行った。

金メダリスト梶原は3年間の成長を語り、連勝記録を誇る絶対王者としてパリを目指す。

2冠達成の里見も金を目指し、自らの持ち味を存分に発揮したいと意気込む。

パラバドミントン東京パラ金・梶原大暉、シングルス121連勝中「3年前とは見違えるほど成長」パリで連覇目指す

パリパラリンピックに出場するパラバドミントン日本代表12選手が8日、都内で会見を行った。

東京パラリンピックから正式競技となったパラバドミントンは、9つのメダルを獲得。男子シングルス(車いすクラス・WH2)で初の金メダルに輝いた梶原大暉(22、ダイハツ工業)は、2大会連続での出場となる。「3年前とは見違えるほどに強くなっている。技術面、フィジカル面は確実にレベルアップしている」と、この3年間を振り返った。

東京大会の初戦から、シングルスは現在まで一度も負けたことがない梶原。積み上げた連勝記録は「121」。2月の世界選手権でも連覇を達成し、世界ランキング1位でパリを迎える。“絶対王者”として「シングルス、ダブルスの2冠を目指したい」と、パラ連覇へ力強く宣言した。

東京大会車いすクラス(WH1)、女子シングルスとダブルスで2冠を達成した里見紗李奈(26、NTT都市開発)も、目標は両種目での金メダル獲得。パリでは自分の持ち味でもある「粘り強くシャトルを追いかける姿を見てもらいたい」と意気込んだ。

パラバドミントン現地8月29日から始まる。

■梶原大暉( かじわら・だいき)

 2001年11月13日、福岡県出身。中学2年の時に交通事故に遭い、右足のひざから下を失う。高校1年でパラバドミントンを始めた。21年東京大会で男子シングルスで金メダル、ダブルスでも銅メダルを獲得した。

■里見紗李奈(さとみ・さりな)

1998年4月9日、千葉県出身。高校3年の時に交通事故に遭い脊髄を損傷、両下肢に障がいが残る。2017年の春、父親に勧められパラバドミントンを始めた。21年東京大会では女子シングルス、ダブルスで2冠を達成。