「触れ合うだけで温かいし、気持ちがつながる感じがします」医療・福祉の現場で注目が高まる 動物とふれあうことで心を癒やす「アニマルセラピー」
アニマルセラピーは動物とのふれあいを通じて心を癒やす活動で、医療や福祉の現場で注目されている。
高齢者施設では保護猫を活用し、認知症やうつ病の症状改善を図っている。
アニマルセラピーはかわいい動物とのふれあいで利用者に喜びや温かさを提供し、気持ちをつなげる効果がある。
「アニマルセラピー」をご存じでしょうか。
動物とふれあうことで心を癒やす活動のことで、医療や福祉の現場で注目が高まっています。
宮崎県内での活動の様子を取材しました。
■動物とのふれあいでストレス解消、認知症やうつ病などの症状改善も期待
宮崎市にある見た目は住宅。中をのぞくと・・・高齢者が猫たちとふれあっています。
（利用者）
「もう10時だからおやつの時間じゃ」
ペットを飼う一般家庭のように見えますが、実はここ、小規模デイサービスの施設です。
（キャットライフ 大窪賢一さん）
「ストレスの解消とかにもなっていると思うし、猫じゃらしで遊ぶことで手の運動にもなっていると思う」
施設が取り入れているのが「アニマルセラピー」。動物とふれあうことでストレス解消をはじめ、認知症やうつ病などの症状改善も期待できます。
（記者）
「猫との時間はどうですか?」
（利用者）
「おもしろい!ここはいいとこじゃが!」
■活躍する4匹の猫は保護猫
この日、施設にはアニマルセラピーの活動を行う団体、「セラピーパートナーズ」代表の奥田香代子さんが訪れました。
ここで活躍する4匹の猫は保護猫で、このうち、2匹を奥田さんが「セラピーキャット」として訓練したほか、奥田さんは週に一度、施設を訪れて、アドバイスしています。
（キャットライフ 大窪賢一さん）
「うさぎも一緒に飼いたいと思っているんですけど、どうですか?」
（セラピーパートナーズ 奥田香代子代表）
「うさぎはどうですかね?猫ちゃんが受け入れて、うさぎが受け入れればいいと思います」
（キャットライフ 大窪賢一さん）
「また保護猫を増やしたりとか、ほかの動物も増やしたりとかして、利用者に喜んでいただけるような事業所にしたいと思っている」
■かわいい!触れ合うだけで温かいし、気持ちがつながる感じ
医療や福祉の現場で注目が高まっているアニマルセラピー。
（セラピーパートナーズ 奥田香代子代表）
「『アニマルセラピー』、聞いたことがある人～」
