SNSを使った特殊詐欺相次ぐ 札幌や道南で合計800万円近い被害 北海道

AI要約

道内で相次いで発生したSNS型特殊詐欺事件について。女性が440万円、男性が310万円をだまし取られる事件が発生。

女性はインスタグラムを通じたロマンス詐欺、男性はプーアル茶投資詐欺に遭遇。

警察はSNS上での現金要求には詐欺の可能性があるため、注意喚起を行っている。

SNSを使った特殊詐欺相次ぐ 札幌や道南で合計800万円近い被害 北海道

道内ではSNSを使った特殊詐欺事件が相次いで発生しました。

札幌・手稲警察署は10日、札幌市手稲区に住む女性(50代)が、現金合計約440万円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺が発生したと発表しました。

女性はことし3月中旬ごろ、インスタグラムを通じて知り合った相手から「先物取引に投資すれば儲かる」などと説明を受け、あわせて10回現金を振り込み現金合計約440万円をだまし取られました。

警察によりますと、容疑者は約2か月かけて女性の恋愛感情を高め、現金の投資に誘導したとみられるということです。

また函館中央警察署は同日、渡島振興局管内に住む男性(70代)が、現金310万円をだまし取られるSNS型投資詐欺が発生したと発表しました。

男性は去年9月にインスタグラムで知り合った台湾人女性を名乗る人物からことし3月ごろ、「プーアル茶が高値で取り引きされているので投資すれば大きな利益が出せる」などと投資話を持ち掛けられました。

男性はこれを信じ、指定された口座に現金310万円を振り込みだまし取られたということです。

7月になって相手のSNSアカウントが消えたことから警察に相談して、事件が発覚しました。

警察は、SNSで知り合った相手から現金を要求された場合は詐欺を疑うよう、注意を呼びかけています。