計3950万円を宅配便で送付 可児市の高齢男性が詐欺被害

AI要約

可児市の高齢男性がサイバー詐欺で3950万円をだまし取られる。

男性は偽のセキュリティ団体から現金を宅配便で送るよう要求を受ける。

警察は宅配便で現金を送るよう指示される場合は詐欺に注意するよう呼びかけている。

計3950万円を宅配便で送付 可児市の高齢男性が詐欺被害

  サイバー攻撃をかたるうその電話で、可児市の高齢男性が3950万円をだまし取られる詐欺被害に遭いました。男性は現金を宅配便で送っていました。

  被害に遭ったのは、可児市に住む80代の無職の男性です。

  警察によりますと、5月に男性の携帯電話にセキュリティ関連団体を名乗る男から「あなたのスマホがランサムウェアから攻撃を受けた」「中小企業に1200万円の被害が出ている。損害を補償してほしい」などと電話がありました。

  その後、同じ団体を名乗る複数の男から補償金を求める電話があり、男性は指示に従って、6回にわたり合わせて3950万円を宅配便で送付したということです。

  7月8日から電話が音信不通になり、相談を受けた息子が10日、警察に届け出ました。

  男性は、宅配便の品物の欄に指示された通り「タブレット」や「書類」などと記載し、それぞれ別の送り先に送付したということです。

  警察は「宅配便で現金を送れ」という指示は詐欺の手口であると注意を呼びかけています。