児童の体調が心配で 冷感タオル寄贈 早速有効に活用する/岡山・津山市

AI要約

新野小学校に熱中症対策グッズとして冷感タオルが贈られた。

タオルは水に浸して数秒回すと温度が下がり、効果的に体を冷やすことができる。

学校では独自の熱中症対策期間設定や様々な対策を実施している。

児童の体調が心配で 冷感タオル寄贈 早速有効に活用する/岡山・津山市

 津山市連合町内会の新野中央山形、新野東、日本原支部は9日、新野小学校=岡山県津山市=の全校児童(107人)に熱中症対策グッズとして冷感タオルを贈った。

 同タオルは特殊なポリエステル繊維製で、水に浸して数秒回すと温度が下がり、首元や頭部などを冷やすのに効果的。連日の猛暑の中を下校する児童の体調を上髙進新野中央山形支部長が心配し、賛同した3支部で業者に発注してそろえた。

 同小で贈呈式があり、菅原忠孝新野東支部長と訪れた上髙支部長が「学校生活や下校時、夏休みにも活用し、熱中症にならないよう気をつけてください」と呼びかけ、6年生の運営委員長・安藤優君と副委員長・影山悟君に手渡した。

 安藤君らは「いいタオルをありがとうございます」と受け取り、河本尚校長が「地域の皆さんから子どもたちへの気づかいはありがたい。さっそく有効に活用させていただきます」と礼を述べた。

 同小では独自に熱中症対策期間(5月13日~10月4日)を設定して▽スポーツドリンクの持参▽タオル(冷感タオルを含む)の使用▽日傘の使用―を児童に許可。校内では朝の健康観察や体育前後の体調確認、屋外の授業では帽子の着用、水分補給などを徹底しているほか、暑さ指数(WBGT温度)を計測して「危険」「厳重警戒」の数値か気温35度以上の場合は下校時間をずらすなどの対策を講じている。