新司令官デイヴィッドソン大佐が着任 米軍三沢で交代式

AI要約

米軍三沢基地司令官に着任したポール・T・デイヴィッドソン大佐が、任務に集中し、戦士とリーダーを育成する意向を示す。

デイヴィッドソン大佐は韓国からの着任で、過去に三沢基地に在籍し、イラクでの戦闘任務も経験している。

交代式には日米の約300人が出席し、在日米軍兼第5空軍司令官のリッキー・N・ラップ中将が団旗を引き継いだ。

新司令官デイヴィッドソン大佐が着任 米軍三沢で交代式

 米軍三沢基地司令官を兼ねる第35戦闘航空団司令官に8日、ポール・T・デイヴィッドソン大佐が着任した。基地内で開かれた指揮権交代式で、前任のマイケル・P・リチャード大佐から指揮権を引き継ぎ、「北日本における任務に集中することが重要。戦士とリーダーを育成し、三沢をより住みよい、働きやすい場所にするよう尽力する」と抱負を述べた。

 デイヴィッドソン大佐は韓国の烏山基地第51航空団副司令官からの着任。2004年から07年には三沢基地に勤務した経験がある。戦闘機操縦士としてはイラクでの250時間の戦闘任務を含む2千時間以上の飛行実績がある。

 小桧山吉紀三沢市長や基地隊員ら日米の約300人が出席した交代式では、在日米軍兼第5空軍司令官のリッキー・N・ラップ中将がリチャード大佐から団旗を受け取り、デイヴィッドソン大佐に手渡した。

 デイヴィッドソン大佐は10日、三沢市役所を訪れ、小桧山市長に着任あいさつをする予定。前職のリチャード大佐はインド太平洋軍副幕僚長に就く。