豪雨災害に備え、訓練入念に 米沢署など、救助の流れ確認

AI要約

豪雨による河川氾濫などを想定した米沢警察署と米沢消防署の合同水害対応訓練が行われた。

訓練では、警察、消防の両署員が汚染された水から体を守るための装備や救助方法を確認した。

さらに、河川の中州を孤立集落と想定し、要救助者の救助活動も行われた。

豪雨災害に備え、訓練入念に 米沢署など、救助の流れ確認

 豪雨による河川氾濫などを想定した米沢警察署(桃井義典署長)と米沢消防署(数見等署長)の合同水害対応訓練が8日、米沢市窪田町の最上川窪田・上郷地区河川緑地で行われた。

 警察、消防の両署員と東北管区警察局県情報通信部機動通信課員計約50人が参加。都市型水害時に汚染された水から体を守るドライスーツや、救命索発射銃などの使用方法を確認した。

 引き続き、河川の中州を孤立集落と想定し、消防署員らがボートを引き、要救助者3人の救助に向かった。雨が降りしきる中、無線などで連携を取り、救助の流れを丁寧に確認した。

 参加した米沢警察署の筧悠駿巡査(21)は「装備資機材などについて共有できたことが良かった。災害時の対応に生かしたい」と話した。災害現場で活用される機動通信課の映像伝送システム使用訓練も同時に行われた。