![](/img/media/664e5ef2d2d87.jpg)
道路側に傾いていた納屋に重機 「公費解体」小矢部市で始まる 富山
小矢部市で能登半島地震の被害で全壊となった家屋の公費解体が始まり、105棟の被害を受けていることが明らかになった。
納屋の持ち主が安全を心配する中、解体作業が進められている。
小矢部市は53件の公費解体の申請を受け付け、3月末までにすべて終了させる予定。
![道路側に傾いていた納屋に重機 「公費解体」小矢部市で始まる 富山](/img/article/20240703/6684e1bba8a67.jpg)
能登半島地震の被害で全壊となった家屋が富山県内で3番目に多い小矢部市で、3日から公費解体が始まりました。
竹内ジーナ記者:「地震からおよそ半年たった小矢部市では公費解体が始まっていて、作業員たちが撤去作業にあたっています」
「公費解体」とは被災した家屋の解体・撤去の費用を住民に代わって自治体が負担するもので、3日から小矢部市法楽寺で全壊となった納屋の「公費解体」が始まりました。
小矢部市では住宅と納屋などの非住家を合わせ半壊以上の建物が105棟と大きな被害を受けています。全壊家屋の数は県内で3番目の多さです。
3日作業が始まった納屋は道路側に傾いていて、納屋の持ち主も歩行者が安全に通れるのか心配していました。
納屋の持ち主 中山誠一さん:「安心した。迷惑かけたくないから。ありがたく思ってます」
小矢部市 土永達也さん:「まず一軒目着手ということで、今後円滑に進むように対応していきたいです」
小矢部市はこれまでに公費解体の申請を53件受けつけていて、来年の3月末までに終わらせたいとしています。