将来は江ノ島へ直結「横浜藤沢線」 市境付近の進捗は? 未来の圏央道とJCTも形成

AI要約

横浜市は2024年6月末までに横浜藤沢線の整備状況を公表しました。道路は全長14.3kmで、栄区から戸塚区にかけて1.4kmの事業進捗率は67%とのこと。

田谷交差点では横浜湘南道路との連携計画が進行中であり、効果として交通混雑の緩和や地域間の交通流を分散させることが期待されています。

横浜藤沢線は鎌倉市の関谷から藤沢市の川名までの一部区間が開通しており、2028年までに全線が完成予定です。

将来は江ノ島へ直結「横浜藤沢線」 市境付近の進捗は? 未来の圏央道とJCTも形成

 横浜市の道路局横浜環状道路調整課は2024年6月末、都市計画道路「横浜藤沢線」の整備状況について、3月末時点の進捗を公表しました。この道路は、港南区の環状2号を起点に環状3号、横浜環状南線、環状4号と交差して、江ノ島の鵠沼海岸までを結ぶ全長14.3kmの計画です。

 このうち栄区長尾台町~戸塚区小雀町間の1.4kmあまりで事業が進んでいます。市によると事業進捗率は67%とのこと。用地取得率は88%で、事業は2028年度までが予定されています。

 また、この事業中区間の中ほどに位置する田谷交差点(栄区)では、圏央道の一部として藤沢IC(藤沢市)から延びてくる自動車専用道路「横浜湘南道路」とJCTを形成予定です。

 横浜藤沢線の整備効果として市は、南部地域における交通混雑の緩和を図るだけでなく、ほかの都市計画道路とネットワークを形成し、交通流を分散させることを挙げています。ただ全線を見ても、開通している区間は鎌倉市の関谷から藤沢市の川名までなど部分的です。