【高校野球|注目校⑥開志学園】Wエースと強力打線で挑む-初の甲子園目指して【新潟】

AI要約

開志学園は甲子園を目指し、エース投手と強力打線がチームを牽引している。

チームは過去にベスト4進出を果たし、3年生選手は甲子園出場に向け意気込んでいる。

冬のトレーニングで瞬発力や筋力を鍛え、新たな歴史を刻む覚悟を持っている。

【高校野球|注目校⑥開志学園】Wエースと強力打線で挑む-初の甲子園目指して【新潟】

7月5日に開幕する夏の高校野球新潟大会。今大会の注目校や選手をシリーズでお伝えしていきます。

今回は、初の甲子園を目指す『開志学園』です。

「3年生はどれだけアピールできるかが大事だと思うから3年生ちゃんとやってこう、アップいこうー!」

2023年の秋、2024年の春とベスト4に進出した開志学園。創部初の甲子園へ自信をのぞかせます。

チームの大黒柱はこの2人!秋にエースとしてマウンドに上がった緑川悠斗。多彩な変化球が持ち味のサウスポーで、ケガを乗り越えて夏を迎えました。

■緑川悠斗投手

「自分が1番良い状態のときに肩と肘をケガして、悔しい気持ちもあった。最後の夏だし、地元を離れてきているので両親に感謝しながら精一杯投げられるように頑張る。」

そして春、エースナンバーを背負った亀山心太。最速140km/hのストレートに変化球をおりまぜ、春の3回戦では中越を完封しました。

■亀山心太投手

「(春の準決勝は)自分が打たれて負けてしまった。チームを引っ張る主軸だと自覚しているので、チームを勝たせられるようなピッチャーになりたい。」

ライバルとして、良き理解者として。共に頂点を目指します。

■緑川悠斗投手

「監督からはWエースと言ってもらったので、野球は背番号ではないので自分がエースという気持ちをもって投げていきたい。」

■亀山心太投手

「一方がつらい時には声をかけあって助け合っていきたい。」

今年も「打の開志」は健在です。高校通算20本塁打の4番・齋藤康太。身長188cm・体重86kgの体で打球を飛ばすチーム1の長距離砲です。2023年夏から1年で体重が10kg以上アップ。春から導入された“飛ばない”新基準のバットで、すでに7本のホームランを放っています。

■齋藤康太選手

「4番が打たないとチームを勝たせられないので、秋春はベスト4で負けて悔しい思いをしているので、自分が夏はいいところで1本出してチームを甲子園に連れて行きたい。」

齋藤を中心に、切れ目のない打線で得点を重ねる開志学園。春の大会では、強豪・新潟明訓に12安打15得点で勝利しました。

■和田未来主将

「クリーンナップだけでなく、下位打線からも点をとれることが強み。」

強力打線に磨きをかけたのが、冬のトレーニング。専属トレーナーのもと、瞬発力や筋力・体幹を鍛える基礎練習を徹底しました。

■江口悠希選手

「打球が飛ぶようになった。」

■齋藤康太選手

「飛距離がアップしスイングスピードも上がった。」

3年生には、ゆずれない思いがあります。3年前の夏、先輩たちが初めてたどり着いたベスト4の舞台。その先の景色をみたことは、まだありません。

■和田未来主将

「先輩たちが夏初めてベスト4を経験して、その姿をみて自分たちは開志学園に来ました。」

■川上大輔監督

「初めて夏の大会ベスト4に入ったときをみて入学した代。今度は自分たちが甲子園にいくという覚悟を感じる。」

“決勝への壁”を超える夏、新たな歴史をつくりにいきます。

■和田未来主将

「(秋春ベスト4を経験して)夏ベスト4以上を残さないと、ここに来た意味がないと思っているので、夏はそこを超えて甲子園に出場したい。」