おととしの警告文が貼られた車も…空港駐車場に新ルール 長期駐車制限へ かつて長期駐車が27%を占めていた出雲空港

AI要約

出雲縁結び空港で、新たな長期駐車規制が施行されたことで、駐車場の利用状況に改善が見られている。

規制による新たなルールでは、駐車場ごとに駐車期間が制限され、所有者の応じない車両は撤去される仕組みとなっている。

利用客も規制を理解し、新しい駐車場での駐車を受け入れており、問題解決に向けて前進している。

おととしの警告文が貼られた車も…空港駐車場に新ルール 長期駐車制限へ かつて長期駐車が27%を占めていた出雲空港

東西に細長い立地でターミナルビル近くの駐車場がすぐいっぱいになるため、遠い駐車場から歩くのが大変などと利用客が対策を求めていた出雲縁結び空港で、長期駐車を制限する新しいルールを定めた利用規程が1日施行されました。

1日の出雲縁結び空港。

記者 入江直樹

「きょうはターミナルの周りの3つの駐車場はかなり余裕があるようです。」

こちら去年11月の取材時には満車だった駐車場ですが、早速、新たなルールの効果か?

島根県出雲空港管理事務所・藤岡八寸志課長

「長らく停めている車があったんですけども去年にかけてですね、こういったお願いを続けて行くと(割合が)1割程度には減って来ているということで、きょうも見て頂いたと思うんですけど、空車になってるという時間帯が増えて来ていると。」

出雲縁結び空港の長期駐車問題をめぐっては、おととし11月に4日間以上の長期駐車が27%を占めるなど、問題が表面化し先月は7%と4分の1に減りました。

そもそも、季節運航の札幌便を含め8路線1日34便の出雲縁結び空港には、臨時を含め1714台分の駐車場があります。

一方、大型機材を使う羽田便など、14便を抱える米子鬼太郎空港ではおよそ1300台で不足しているとは特に報じられず、出雲縁結び空港では横に長い駐車場配置に合わせた使い分けがカギを握ると見られます。

1日施行された新たなルールでは、ターミナルビル周辺の第1から第3駐車場は原則3日以内、歩いて5分程度かかる東駐車場や公園駐車場などは駐車期間を14以内に制限し、車両の撤去請求に所有者が応じない場合は空港側が処分し費用を請求出来る強制力を持たせています。

記者 入江直樹

「こちらターミナルから少し離れた駐車場ではありますが、何とおととしの警告文が貼られた車があります。タイヤもパンクしていますし、クモの巣が張っています。」

こうした車は近く撤去されることになります。

空港利用者は。

江津市から

「きょうから4日以上(停める車)は東(駐車場)でしょ。やむを得んですね。まあ無料だけに。」