二階氏、会長から顧問へ 新会長に石田氏、自民和歌山県連大会

AI要約

自民党和歌山県連が新会長と役員を選出する県連大会を開催した。

新会長には石田真敏氏が就任し、党本部に擁立を申請する二階氏の三男・伸康氏に期待が寄せられた。

二階氏は家族の意向ではなく、本人の努力が重要であり、次期総裁選に対してはスタートが早過ぎるとの見解を示した。

二階氏、会長から顧問へ 新会長に石田氏、自民和歌山県連大会

 自民党和歌山県連は6月30日、和歌山市のホテルで県連大会を開いた。二階俊博衆院議員は県連会長を退いて顧問に就く見込みで、新会長には石田真敏衆院議員が就任した。新幹事長は中村裕一県議(御坊市選出)。役員の任期は2年。県連が次期衆院選新2区に擁立する方針を決めた二階氏の三男・伸康氏については、党本部に公認を申請する。

 二階氏は会長退任のあいさつで「模範的な県連として称賛を浴びることができるよう頑張っていこう」と話した。石田氏は「大変厳しい状況の中での船出。一致協力してこの苦難を乗り越えていこう」と呼びかけた。伸康氏は「生涯をささげるつもりで、ふるさと和歌山の発展のために全力を尽くす」と決意を述べた。

 県連大会は2年に1回開き、国会議員や県議、市町村長、党員ら約500人が出席した。

 二階氏は大会後、報道陣の取材に応じ、伸康氏の擁立について「家族ではなく、皆さんが決めること。本人もこれから努力を重ねることに尽きる」と答えた。動きが活発化しつつある次期総裁選については「まだ日がだいぶある。誰か取り違えたのではないだろうが、総裁選の幕開けというか、スタートが早過ぎる」と苦言を呈した。