宮城県の平均路線価は12年連続上昇 全国5番目に高い上昇率

AI要約

2024年の宮城県路線価が発表され、12年連続の上昇が続いている。上昇率は全国で5番目の高さで、相続税や贈与税算定の基準になる。

路線価が最も高かったのは仙台市青葉区中央1丁目の青葉通で、1平方メートル当たり363万円。再開発の動きがある土地で、ポテンシャルが高い。

上昇率が最も高かったのは仙台市青葉区本町2丁目広瀬通りで、6.2%の上昇率を記録。オフィスやホテル需要が影響している。大衡村での半導体工場建設も需要を牽引する可能性がある。

宮城県の平均路線価は12年連続上昇 全国5番目に高い上昇率

 2024年の路線価が発表されました。宮城県の平均は12年連続の上昇で、上昇率は全国で5番目の高さとなりました。

 路線価は主な道路に面した土地の評価額のことで、相続税や贈与税を算定する際の基準となります。

 2024年の宮城県の平均は12年連続の上昇で、上昇率は前年よりも0.7ポイント高い5.1%と全国で5番目の伸び率となりました。

 路線価が最も高かったのは仙台市青葉区中央1丁目の青葉通で、1平方メートル当たり363万円でした。公表開始以来68年連続です。

 みやぎ不動産鑑定所菅原史朗代表「青葉通沿いで再開発の動きはすごく表になっていないものも含めあると思うので、土地の中で一番高いポテンシャルがあるというようなイメージ」

 上昇率が最も高かったのは、仙台市青葉区本町2丁目広瀬通りの6.2%で、1平方メートル当たりの路線価は223万円です。

 みやぎ不動産鑑定所菅原史朗代表「仙台市中心部のオフィスビル需要が堅調であることが1つ、ホテル用地の需要が堅調である。(オフィス需要は)次世代放射光施設ナノテラスの本格稼働が大きいですかね」

 菅原さんは2025年以降について、大衡村での半導体工場建設によって、仙台都市圏では堅調な需要が続くと分析していますが、その影響がどこまで広がるかは不透明だということです。