女子200メートルV 小針(富士市立高)短距離2冠 復帰1カ月でトップシーンへ【U20日本選手権】

AI要約

小針陽葉がU20女子200メートルと100メートルで2冠を達成。

橋本詩音が女子走り幅跳びで初優勝し、東海高校新記録を樹立。

大石亮太が男子400メートルで好記録を残して3位に入る。

女子200メートルV 小針(富士市立高)短距離2冠 復帰1カ月でトップシーンへ【U20日本選手権】

 陸上のU20(20歳以下)日本選手権は30日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで各種目の決勝が行われ、女子200メートルは小針陽葉(富士市立高)が23秒96で制し、100メートルとの2冠。女子走り幅跳びの橋本詩音(静岡雙葉高)は6メートル29の東海高校新記録を跳んで初優勝。男子400メートルの大石亮太(浜松開誠館高)は46秒57の好記録で3位に入った。

 4度の肉離れを乗り越え、5月に復帰してわずか1カ月。30日に行われたU20(20歳以下)日本選手権で、小針陽葉(富士市立高)が一気にトップシーンに戻ってきた。U20(20歳以下)女子短距離で2冠。まだ大会に合わせた練習を十分に積んでいない中で200メートルは23秒台(23秒96)に突入し「全国総体へ大きな収穫」と喜んだ。

 スタートの踏み込みは控えめだが、コーナーで頭一つ抜け出し直線へ。そのまま力まずピッチを刻み、フィニッシュと同時に両手を広げた。体力面に不安がある中でも頂点に立ち、いよいよ完全復活と言っていいだろう。

 全国まで1カ月、まだまだ上積みできる部分があるという。特に「持ち味の後半の伸びはまだ生かしきれていない」。今夏こそ世代最速の称号をつかむ。