新1万円札・渋沢栄一の掛け軸展示

AI要約

新1万円札の実業家・渋沢栄一と医学者・高木兼寛の直筆掛け軸が宮崎神宮授与所で展示中。

高木兼寛は神宮の社殿造営に寄付を募り、渋沢栄一も活動に尽力した。

高木の意向で論語を引用した掛け軸が奉納され、同神宮に関する歴史が刷新されることを期待。

新1万円札・渋沢栄一の掛け軸展示

 ◎…7月3日発行の新紙幣のうち、新1万円札の実業家・渋沢栄一と、宮崎市高岡町出身の医学者・高木兼寛の直筆掛け軸が、同市の宮崎神宮授与所で展示中=写真。同15日まで。

 ◎…1889(明治32)年、高木は同神宮の社殿造営に向けて寄付を募ろうと「神武天皇御降誕大祭会」を設立。高木ががん手術で渋沢を執刀した縁で、渋沢は同会の活動に尽力した。

 ◎…論語を引用した掛け軸は、高木の意向で同神宮に奉納されたとみられる。本部雅裕宮司は「まだまだ知られていない歴史」と、同神宮にまつわる知識が広く刷新されることを期待。