学校プールで塩素ガス発生、教員が誤って消毒剤を別タンクに 岐阜・各務原市、授業中止に

AI要約

岐阜県各務原市の鵜沼第二小学校のプールで次亜塩素酸ナトリウムを誤って別のタンクに注ぎ込み、塩素ガスが発生する事故が発生。けが人はなく授業は中止された。

教員が作業中に起きた事故で、プールの機械室で誤って凝集剤用タンクに次亜塩素酸ナトリウムを注入。

プールは再開時期未定で、教育長は注意喚起と再発防止対策を強化する意向。

学校プールで塩素ガス発生、教員が誤って消毒剤を別タンクに 岐阜・各務原市、授業中止に

 岐阜県各務原市教育委員会は27日、同市鵜沼各務原町の鵜沼第二小学校のプールで、次亜塩素酸ナトリウムを誤って隣のタンクに注ぎ込み、塩素ガスを発生させる事故があった、と発表した。連絡を受けた消防が安全を確認。同日に予定されていたプールの授業は中止した。けが人はなかった。

 市教委によると、同日午前7時30分ごろ、当番の女性教員2人がプールの機械室で作業を始めた。水の循環ろ過機で塩素剤用のタンクに次亜塩素酸ナトリウムを補充しようとしたところ、誤って汚れを集めてろ過しやすくする凝集剤(ポリ塩化アルミニウム)用タンクに注ぎ入れたという。

 学校は児童にプールに近づかないように指示。消防は近隣住民に体調に異変を感じた場合は連絡するように呼びかけたという。

 プールの再開時期は未定。加藤壽志教育長は「注意喚起の徹底と再発防止対策を実施したい」とコメントした。