詐欺防ぎ感謝状、2事業所と個人に 富山南署

AI要約

富山南署が特殊詐欺を未然に防いだ2つのケースにおいて感謝状を贈った。

富山市内の銀行や個人が詐欺被害を防ぐために通報を行い、警察の対応が評価された。

同署では贈呈式を行い、署長が感謝状を手渡した。

詐欺防ぎ感謝状、2事業所と個人に 富山南署

 特殊詐欺(SNS型投資詐欺、架空請求詐欺)被害を未然に防いだとして、富山南署は27日、富山市内の2銀行と1個人に感謝状を贈った。

 同署によると5月21日、北陸銀行高原町支店(松原幸洋支店長)に60代男性が訪れた。「SNSの相手から口座を開くよう言われた」と話したため、行員の大川祐佳さんが上司の高見敦さんを通じて通報した。富山第一銀行山室支店(早川元支店長)でも同日、「メールで知り合った人から400万円もらえると言われた」と口座開設に訪れた60代男性がおり、応対した岡島真由美さんが通報した。

 同署管内のショッピングセンターでは、来店客の岩本久美子さんが詐欺が疑われる出来事に遭遇。ATMの場所を教えてくれた70代女性が「指定された口座に参加費を振り込むと報酬が加算される」「私も今から50万円を振り込もうと思って来た」などと話したため、不審に思って通報した。

 この日は同署で贈呈式があり、中林正範署長がそれぞれに感謝状を手渡した。