「秘匿の保釈金」名目で…50代男性が警察や検察官などかたる人物らに6300万円だまし取られる 江別市
50代男性が警察や検察官を名乗る者に6300万円を詐取される事件が発生。
男性は携帯電話会社のセリザワから詐欺の電話を受け、逮捕を免れるための保釈金を6300万円振り込むように要求される。
特殊詐欺に遭遇した場合は、専用ダイヤル#9110に連絡するよう呼びかけ。
北海道・江別市で、50代の男性が、警察や検察官などを名乗る複数の人物に、6300万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと今月3日、江別市内に住む50代の男性のもとに「携帯電話会社のセリザワ」と名乗る者から「あなたの携帯電話と口座が詐欺に使われている」という電話がありました。
電話中、次々と「群馬県警察のアダチ」や「検察官のスドウ」と名乗る者に変わり、「あなたの携帯電話と口座が使われているということは、あなたが犯罪に関わっているだろう」という趣旨の話をされたということです。
その後「検察官のスドウ」と名乗る人物とのSNSのメッセージを通して、「逮捕を免れるための秘匿の保釈金」の名目で、今月24日までの間に指示された口座に5回にわたって金を振り込んで、合計6300万円をだまし取られました。
5回目に振り込んだ後に検察官を名乗る男のSNSのアカウントと繋がらなくなり、群馬県警察に連絡したことで、事件が発覚しました。
「警察官」などとかたって現金を要求する電話は、特殊詐欺です。
詐欺の相談は専用ダイヤルの#9110まで電話するよう呼びかけています。