仙台国際空港5期ぶり黒字 23年度決算過去最高益 コロナ5類移行後、航空需要が回復

AI要約

仙台国際空港は2023年度に過去最高益の5億8821万円の黒字を達成し、航空需要の回復が要因となった。

売上高は28.6%増の41億8643万円となり、経常損益も過去最高の3億4736万円の黒字を達成した。

旅客数は大幅に増加し、2年で約3割増えた。将来的には新規路線の拡充を目指している。

仙台国際空港5期ぶり黒字 23年度決算過去最高益 コロナ5類移行後、航空需要が回復

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は20日、2023年度決算を公表した。純損益は1億6201万円の赤字から5億8821万円の黒字に転換した。黒字は5期ぶりで過去最高益。新型コロナウイルスの5類移行後に航空需要が回復し、旅客数が増えたことが要因となった。

 売上高は22年度比28・6%増の41億8643万円。経常損益は3億4680万円の赤字から、過去最高の3億4736万円の黒字に転換した。

 23年度の旅客数は355万人。22年度から約3割増え、コロナ禍前の19年度の95・5%まで回復した。貨物取扱量は国内・国際で計2719トンと39トン減った。

 24年度は国内線旅客数が335万人、国際線は44万人と計画する。仙台国際空港の担当者は「さらなる成長に向け、新規路線の誘致を図りたい」と説明した。