親子で共謀 巨額横領事件で4回目逮捕 元社員が計6845万円を息子の関係先に送金した疑い 立件額は9億円余りに
AI要約
元社員とその息子が再逮捕され、巨額不正支出事件で6845万円を横領した疑いが浮上。
2人は過去にも複数回横領容疑で逮捕され、合計9億円以上の被害があったことが明らかに。
総額26億円に上る不正支出の捜査が進められている。
長野県駒ヶ根市に本社のある総合建設業「ヤマウラ」の巨額不正支出事件で19日、元社員とその息子が新たに6845万円を横領した疑いで再逮捕されました。これで4回目の逮捕です。
業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、ヤマウラの元社員・村田浩幸容疑者（64）と、長男で辰野町の会社役員・村田俊樹容疑者（35）です。
2人は共謀して、2021年1月と去年4月、浩幸容疑者が経理を担当していたヤマウラ子会社の口座から計6845万円を引き出し、群馬県内の会社や俊樹容疑者が代表を務める会社に不正に送金し、横領した疑いです。
2人は同様の手口で計8億3600万円を横領したとして、これまでに3回逮捕・起訴され、現在公判中です。
今回の容疑を合わせて警察が立件した被害額は9億円余りとなっています。
一方、ヤマウラの調査では不正支出は総額26億円に上り、警察は余罪についてさらに捜査を進めます。
