新日本科学が鹿児島市に新たな本社ビル 規模拡大で幅広い受注可能に

AI要約

新日本科学の新しい本社ビルが鹿児島市に完成し、18日に落成式が行われました。ビルは受注に対応するための新たな設備や装置を導入し、社員の福利厚生も充実させる取り組みが進められています。

新本社ビルの建設には約54億円かかり、震度6強の地震にも耐える免震構造でデータを守るための施設も整備されています。

新しい本社ビルは2024年8月から本格的な運用が始まり、国内外からのニーズへより効率的に対応するための施設として活用される予定です。

新日本科学が鹿児島市に新たな本社ビル 規模拡大で幅広い受注可能に

 薬品の開発や研究などを行う新日本科学の新しい本社ビルが鹿児島市に完成し、18日落成式が行われました。

 新日本科学の新しい本社ビルは、鉄筋コンクリート8階建ての2棟が約54億円かけて造られました。

 新日本科学では国内外からの新薬の開発など設備や装置の置き場所が確保できないことなどから、顧客からの受注に対応できていない部分もありました。新しい本社ビルでは広いスペースに新たな設備や装置を導入し受注に広く対応できるようになりました。受注の増加に伴い、数年の間は毎年120人程の新卒採用も行う予定です。

(記者)

「新社屋3階には社員に一息ついてもらおうとオープンスペースも造られました。今後ヨガ教室などが開かれるということです」

 社員の福利厚生の充実を目的に、ラウンジなども作られました。サーバー室は震度6強の地震に耐えられる免震構造で、データを守れるようになっています。

(新日本科学 永田良一会長兼社長)

「国内だけではなくて海外、特にアメリカからのお客様も多く来るようになり、4、5年キャパが全然足りない状況でありました。なるべく早く安全で効果の高いお薬を患者さんに届けることが第一のミッション」

 新しい本社ビルは今後、機材などを搬入し2024年8月から本格的な運用が始まります。