「最北の白い道」絶景どこまでも 北海道・宗谷岬近く ホタテの貝殻活用

AI要約

小高い丘に伸びる真っ白な一本道が、訪れる人を非日常の世界に誘う。空と海の青、草原の緑に囲まれ、日の光を浴びてきらめく「最北の白い道」は、稚内市の宗谷岬近くにある人気の観光スポットだ。

「南の島みたい」。5月下旬、京都府舞鶴市から夫婦で訪れた主婦藤田浩子さん(64)は、青空の下で辺りを見渡し「沖縄のきれいな海辺を思い出します」と息をのんだ。夫の会社員孝さん(66)も「日本最北にこんなに壮大な風景が広がっているとは」と驚いた様子だった。

白い道は稚内市が2011年、宗谷丘陵にある未整備だった市道3キロで作った。地元特産のホタテを加工した後に残る約600トンの白い貝殻を2~3センチに砕き、びっしりと敷き詰めた。交流サイト(SNS)やテレビ番組をきっかけに徐々に認知度が上がり、「白・青・緑のコントラストが写真映えする」と国内外の観光客が訪れる観光名所となった

「最北の白い道」絶景どこまでも 北海道・宗谷岬近く ホタテの貝殻活用

 小高い丘に伸びる真っ白な一本道が、訪れる人を非日常の世界に誘う。空と海の青、草原の緑に囲まれ、日の光を浴びてきらめく「最北の白い道」は、稚内市の宗谷岬近くにある人気の観光スポットだ。

 「南の島みたい」。5月下旬、京都府舞鶴市から夫婦で訪れた主婦藤田浩子さん(64)は、青空の下で辺りを見渡し「沖縄のきれいな海辺を思い出します」と息をのんだ。夫の会社員孝さん(66)も「日本最北にこんなに壮大な風景が広がっているとは」と驚いた様子だった。

 白い道は稚内市が2011年、宗谷丘陵にある未整備だった市道3キロで作った。地元特産のホタテを加工した後に残る約600トンの白い貝殻を2~3センチに砕き、びっしりと敷き詰めた。交流サイト(SNS)やテレビ番組をきっかけに徐々に認知度が上がり、「白・青・緑のコントラストが写真映えする」と国内外の観光客が訪れる観光名所となった